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入学・進学のご案内

材料工学科・材料工学専攻への入学について

材料工学を学びたい受験生の方へ

大学を受験するみなさんは工学部の「材料工学科」を、大学院では「材料工学専攻」を目指してください。

工学部の「材料工学科」に入学するには....

工学部の入学者選抜区分に応じて3通りの入学方法があります。「総合型選抜 Ⅱ」にて、直接、材料工学科を志望します。「一般選抜」にて物質系の学科群で ある「Ⅱ群」を志望し、入学後、学科選択にて材料工学科を選択します。「一般選抜」にて学科群未定の入試枠の「Ⅵ群」を志望し、入学後、学科群選択にてⅡ群 に進級したのち、学科選択にて材料工学科を選択します。

九州大学工学部 入試情報

「材料工学科」に入学後の学習の流れ

大学入学後は、1年生の「工学部共通教育」にて専攻分野の多様性を理解して知 識を広げ、俯瞰的視野を養います。2年生の前期では「学科群共通教育」にて、 専攻分野の基礎を固めます。そして、2年生の後期以降は「学科専攻教育」にて 専門的な知識を深めます。材料工学科では、2年生後期に学科基礎科目を、3年生で学科専攻科目をそれぞれ学びます。また、2年生の後期からは学生実験が開始 され、材料工学科の専門知識を実践的に身に付けます。4年生では、研究室に配 属されて卒業研究に取り組みます。卒業前に研究内容を卒業論文として提出・発 表します。卒業後は、就職または大学院への進学を選びます。他の専攻、他の大学院にも進めますが、材料工学科卒業生の80%以上は材料工学専攻に進学してい ます。

大学院の「材料工学専攻」へ進学するには...

入学前年の8月に、工学府修士課程入学者選抜試験を受験する際に「材料工学専攻」を志望します。本学部材料工学科の卒業生だけでなく、他学科の卒業生や他大学出身の方も歓迎します。

九州大学大学院工学府 入試情報

「材料工学専攻」への入学後の流れ

学部の4年間と大学院修士課程(博士前期課程)2年間の6年を基本とした学修プログラムが設計されています。本プログラムでは、材料工学専攻に関する講義のほか他専攻の講義を履修する仕組みが設けられており、自分の専門の拠り所となる考え方に加えて、分野の多様性を理解して協働するための俯瞰的視野を養います。修了後は就職、あるいはさらに3年間の博士課程(博士後期課程)進学に分かれていきます。

*「材料工学部門」とは教員やスタッフからなる組織の名称です。

材料工学科へ進学する仕組み

①総合型選抜で材料工学科に進学する

②一般選抜でⅡ群に進学し、2年生前期終了時の学科選択にて材料工学科に進級する

③一般選抜でⅥ群に進学し、1年生後期終了時の学科群選択にてⅡ群に進級した後、②の方法で進級する

④理科系短期⼤学⼜は⾼等専⾨学校から編入学により、学部3年次に材料工学科に進学する

⑤大学院修士課程にて材料工学専攻に進学する

進級の流れ

在学生インタビュー

  • 在学生1
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  • 在学生3
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Q1 材料科学工学コース(現:材料工学科)を選んだ理由を教えてください。

幼少期に製鉄所の工場見学をしてから鉄鋼業のダイナミックさに憧れがあり、また化学が好きだったこともあり材料科学工学コース選びました。全国の材料を学べる大学の中でもトップクラスの環境があることも選択した理由の一つです。

Q2 どんなことを学んでいますか。

移動現象論や凝固などの製鉄に関する講義から、材料力学や鉄鋼材料工学、半導体工学などの特性や組織に関する講義まで、鉄鋼に関する様々なことを学びます。現在は研究室で塑性変形に関する研究をしています。

Q3 学生生活で楽しい,または大変だったエピソードがあれば教えてください。

3年生までは毎日部活に明け暮れており、隙間時間で課題や講義の復習をしていました。研究室では同期や先輩方と時にはふざけたり、時には真剣に研究をしたりと充実した毎日を送っています。

Q4 材料工学科を目指す人へのメッセージ

材料工学科では、金属材料や半導体、セラミックス等について幅広く学ぶことができます。先生方や設備は日本トップクラスの環境が揃っているので、是非とも選んでいただきたいです。充実した大学生活が待っているので受験勉強頑張ってください。

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Q1 材料科学工学コース(現:材料工学科)を選んだ理由を教えてください。

高校時代に化学が好きで、社会に直結するような勉強がしたいと思い工学部に入学しました。その上で、材料工学が社会においてなにをするにしても欠かせない根幹を担う分野であることに魅力を感じ材料工学を選択しました。

Q2 どんなことを学んでいますか?

材料の製造方法からその加工方法に至るまでの材料に関わる過程について学びました。加えて科目を選択して興味のある部分を深く掘り下げて学ぶこともできます。実習や工場見学など自身で体感できる機会もありました。現在は研究室でスラグについての研究を行っています。

Q3 学生生活で楽しい,または大変だったエピソードがあれば教えてください。

学年を増すごとに科目の専門性も難易度も上がるため学業に苦労することは多かったです。しかし、アルバイトのような高校までにできなかった社会経験やサークル活動と様々な楽しい経験を積めました。

Q4 材料工学科を目指す人へのメッセージ

材料工学は馴染みがない分野のように感じるかもしれませんが、日本の産業を支える重要な分野です。学習・研究環境が充実しており、充実した大学生活を送るには最適な場所ですので、是非勉強を頑張って入学してください。

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Q1 材料科学工学コース(現:材料工学科)を選んた理由を教えてください。

私は高校生の時から物理や化学などの理科が好きで、物質科学工学科(Ⅱ群)に入学しました。有機材料より無機材料に興味があったため、物質科学工学科の4つのコースの中から材料科学工学コースを選びました。

Q2 どんなことを学んでいますか?

材料科学工学コースでは材料工学の専門知識はもちろんのこと、データ解析などの知識も学ぶことができ、材料について様々な観点から学ぶことができます。現在は大学院で金属材料の凝固を専門として研究しています。大学院では授業を受けて知識を吸収するだけでなく、使用する装置の原理など研究をしていく上で必要なこと自主的に学んでいます。

Q3 学生生活で楽しい,または大変だったエピソードがあれば教えてください。

部活動の大会等で様々な土地に行くことができたことが楽しかったです。高校生の時より自分で決められる時間が増えた分、部活動と学業の両立が高校生の時以上に大変でした。また研究室配属されてからはSPring-8という大きな施設に泊まり込みで実験することが楽しいです。同時に実験が深夜から明け方まで及ぶため大変だと感じる部分もあります。

Q4 材料工学科を目指す人へのメッセージ

材料工学科では金属材料をはじめとする無機材料について学ぶことができます。研究に存分に打ち込める環境が整っているので無機材料に興味のある方はぜひ材料工学科に来てください。

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Q1 材料科学工学コース(現:材料工学科)を選んだ理由を教えてください。

高校生の時から物理や化学が好きで、また、生活に役立つものを作りたいという思いがあったので工学部を選びました。その中でも生活に欠かせない、鉄などの金属について深く学びたいと思い材料科学工学コースを選択しました。

Q2 どんなことを学んでいますか。

材料物理化学や熱力学、電気化学、材料組織学、結晶成長学など材料の作り方や加工法などについて学んでいます。講義同士の関連性も深く、幅広い知識を得ることができます。また、学部3年の時には鉄鋼会社への工場見学もあり、学んでいることが実際にどのような現場で役に立つかを知ることができます。現在は溶けた鉄やガラスの粘度についての研究を行なっています。

Q3 学生生活で楽しい、または大変だったエピソードがあれば教えてください。

学業に関しては、専門的で難しいことを学ぶので大変だと感じることも多かったですが、その分、理解できた時の達成感もありました.大学生活は自由に使える時間が多いので、勉強もですが、アルバイトや旅行など色々な体験ができたことが楽しかったです.

Q4 材料工学科を目指す人へのメッセージ

材料工学科では幅広く様々な材料について学ぶことができます.トップクラスの先生方や研究環境があるので、充実した学生生活を送ることができると思います.受験勉強は大学で学ぶことの基礎となるので、まずは受験勉強を頑張って、ぜひ材料工学科に来てください.

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Q1 材料科学工学コース(現:材料工学科)を選んだ理由を教えてください。

私が材料科学工学コースを選んだのは、物質科学工学科の他コースと違って無機材料を中心に扱っていたからです。元々、化学が好きで物質科学工学科を選びましたが、コース配属時に全く知識の無かった金属材料に興味を持ちました。最終的に、これまでとは違う新しいことを学んでみたいと思いこのコースを希望しました。

Q2 どんなことを学んでいますか?

材料が出来るまでのプロセスや、材料の特性や構造について学べる幅広い講義があります。それぞれ専門性が高く内容も難しくなりますが、鉄について学ぶにしても原子・分子レベルの内容から高炉などスケールの大きな内容まで様々な視点から知識を得ることができます。

Q3 学生生活で楽しい、または大変だったエピソードがあれば教えてください。

学生生活は毎日とても楽しいです。研究室ごとに飲み会や旅行など定期的にイベントがあり、学生生活を大いに楽しめます。また材料工学コースには研究室対抗のスポーツ大会が5種目あり、どの競技も研究室一丸となってコース全体で盛り上がります。研究は大変ですが、自分で考えて進めていくのでとてもやりがいがあります。

Q4 材料工学科を目指す人へのメッセージ

材料工学科では、主に金属材料とその特性について学びます。金属や半導体、セラミックスに興味がある人はもちろんおすすめです。そうじゃなくても、実験や研究だけでなくそれ以外の学生生活、プライベートも充実させたいと考えている人にも是非来て欲しいです。とにかく、毎日が楽しいのがこのコースの一番いいところだと思います。

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Q1 材料科学工学コース(現:材料工学科)を選んた理由を教えてください。

コースガイダンスで材料科学工学コースの先生方の話を聞いて、身の回りの生活を支えている構造材料について興味を持ったことがきっかけでした。また、もともと物理が好きで、材料科学工学コースならその知識を生かしていけると思ったのも材料科学工学コースを選んだ大きな要因です。

Q2 どんなことを学んでいますか?

学部生の頃は、熱力学、転位論など材料の開発、解析に関する幅広い分野について学びました。また、工場見学にも行き、実際に材料が開発されている現場を体験することもできました。現在は、研究室に配属されステンレス鋼についての研究をしています。研究には幅広い知識とともに、専門的な知識も求められ、大変な部分もありますが、やりがいを感じています。

Q3 学生生活で楽しい、または大変だったエピソードがあれば教えてください。

研究室に配属されると、定期的に学会や、報告会など準備が大変なイベントがありますが、その一方でバーベキューや、旅行などの楽しいイベントもあるので充実した研究生活を過ごせています。

Q4 材料工学科を目指す人へのメッセージ

材料工学科では、金属や、半導体、セラミックスなどを扱います。いろんな材料がありますが、やはり自分が興味を持てる材料について学ぶのが一番だと思います。材料工学科を目指す人は、そのような材料を見つけることも大切だと思います。ぜひとも材料工学科を選んでいただきたいです。

卒業生インタビュー

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卒業専攻および研究室:物質科学工学科 卒業(2001年)/材料物性工学専攻 博士前期修了(2003年)/高木研究室(現 土山研究室)

所属:東京工業大学 物質理工学院

Q1 どんな仕事に携わっていますか?

材工での研究・経験を活かし、大学教員として、教育・研究に携わっています。「優秀な人材」の育成と「最強の鉄」の創成を目的に、毎日、悪戦苦闘しています。

Q2 材料科学工学コースでは何を学びましたか?

鉄鋼材料の組織と力学特性の関係について研究しました。とくに、合金設計と加工熱処理を駆使した組織制御技術を身につけました。

Q3 学生時代のエピソード

箱崎時代は、実験の後によく研究室の仲間と飲みに行きましたね。むしろ、飲むことを楽しみに研究してたかも(笑)
あと、M2のときにオーストラリアで開催された国際会議に参加できたことは良い機会でした。

Q4 在校生へのメッセージ

材工では、世界に通じる材料科学の基礎と応用を学ぶことができます。専門を極める中でこそ、他の分野との相違点・共通点を見極める力が養われます。腹いっぱい、勉強して、世界に羽ばたいてください!

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卒業専攻および研究室:物質科学工学科 卒業(2010年)/物質プロセス工学専攻攻 博士前期課程修了(2012年)/中島研究室

所属:株式会社ノリタケカンパニーリミテド 工業機材事業本部 技術本部 商品開発部 電着グループ

Q1 どんな仕事に携わっていますか?

材料工学コースの卒業生の多くが就職される自動車、鉄鋼の分野などでも使用される工業用砥石の新商品開発に取り組んでいます。

Q2 材料科学工学コースでは何を学びましたか?

高温融体物性の材料特性やその解析手法、特にガラスに分相挙動による色調変化について学びました。

Q3 学生時代のエピソード

研究室在籍時に某メーカーとの共同研究を通して、製品に繋がる研究の楽しさを経験させていただきました。また実験で失敗を繰り返しては考察し、報告書をまとめ次の実験に活かす。これらの何気ない経験も今会社で働く糧となっています。

Q4 在校生へのメッセージ

学生時代のモットーは、「よく遊び、よく学べ」でした。この信念は会社に入っても変わっていません。忙しく大変な時期は多々ありますが、休日はしっかりと遊びリフレッシュしています。今日「働き方改革」が叫ばれていますが、確保できたプライベートの時間をどう有意義に過ごすかが大切だと実感しています。学生時代に研究だけではなく、色々な遊び方も学んでみてはいかがでしょうか。

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卒業専攻および研究室:物質科学工学科 卒業(2012年)/物質プロセス工学専攻 博士前期課程修了(2014年)/中島研究室

所属:J株式会社trippiece

Q1 どんな仕事に携わっていますか?

私は今、trippieceという30人ほどのベンチャー企業で「RETRIP」という旅行・おでかけまとめサイトのコンテンツ制作をしています。RETRIPは旅行・おでかけ関連の情報を国内・海外ともに収集し、ユーザーにわかりやすく記事化して提供しているサービスで、旅行関連のまとめサイトとしてはPV数国内1位の人気サイトです。
その新たな事業展開として、旅行会社様と提携し、旅行ユーザーに寄り添ったツアーを制作・記事化して紹介することを主力コンテンツにする挑戦を行っており、その新規立ち上げを一任されています。

Q2 材料科学工学コースでは何を学びましたか?

私は、中島研究室にて超高温耐熱セラミックスの接合をテーマとして主に研究しておりました。超高温耐熱セラミックスは非常に融点が高いため2,000度近い高温を扱い、また加工がしづらい材料のために研磨や切断などが容易ではなく、一つの実験にもかなりの手間がかかったことを覚えています。
しかし、その分、接合の強度試験の最終工程まで行えた時のデータ収集の喜びや、世界的にもあまり例のない稀有な実験である特別感もあり、自分で未知な領域を手探りで実験する面白さを勉強させて頂きました。

Q3 学生時代のエピソード

研究室がアットホームで優しい先輩も多く、毎日楽しく研究していたことが印象的です。個性的な学生が多かったのですが、教授の中島先生、准教授の齊藤先生が寛容な方々だったので、学生達も伸び伸びと研究し、成果を出していたと思います。また、個人的にはイタリアの共同研究先に同行させて頂き、1週間ほど現地でいろいろと学べたことが非常に心に残っています。

Q4 在校生へのメッセージ

私は、材料工学を学んでいたにもかかわらず、インターネットのマーケティング・セールス関連の仕事をしており、全く違う分野の道を進みました。結論としてはどちらも満足しており、どちらも経験して良かったなと思っています。どのような仕事であれ、自分の価値を出す時には自ら考え、実行し、結果を分析して次につなげるというプロセスが必須で、その工程はどの分野にも通ずる話かと思います。それさえ学ぶことができれば、目指す方向を大きく変えたとしても、次の分野で必ず活かすことができます。まずは目の前のことに精進して結果を出しつつ、自分のやりたいことを見つけ、それに突き進んでいってください。

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卒業専攻および研究室:物質科学工学科 卒業(2013年)/材料物性工学専攻 修了(2015年)/金子研究室

所属:TOTO株式会社 衛陶生産本部 衛陶技術部 衛陶材料技術グループ

Q1 どんな仕事に携わっていますか?

衛生陶器の基となる素地(きじ),釉薬や表面技術の改良・開発といった仕事をしています。

Q2 材料科学工学コースでは何を学びましたか?

電子顕微鏡やX線回折装置用いた材料解析技術や3次元解析などの新規手法を学びました。

Q3 学生時代のエピソード

材料工学部門とNIMSとの連携のおかげで,1ヶ月間NIMSのインターンシップに参加させてもらったことが印象深いです。そこで国の最先端分析装置に触れ,Scienceに論文が載るような研究者の方々と過ごし,大変貴重な経験をさせてもらいました。

Q4 在校生へのメッセージ

今専門知識を享受できる立場であることを大切にし,たくさん学んでください。学んだだけ,それらが会社に入ってからも自分の強みとなります。機械・電気などに比べ,材料の専攻はマイノリティーです。それだけに,深い部分まで知っておくことで他の人と一線を期す強みとなります。専門知識の根をしっかりと育んで,就活さらには会社に入ってからも強みとして存分に生かしてください!

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卒業専攻および研究室:物質科学工学科 卒業(2008年)/材料物性工学専攻 修士修了(2010年)/物質プロセス工学専攻 博士修了(2016年)/本岡研究室(学士,修士)・古君研究室(博士)

所属:新日鉄住金化学株式会社 技術開発本部 先端技術研究所(へ出向中)

Q1 どんな仕事に携わっていますか?

半導体を実装する材料の研究・開発に携わっています。研究テーマの関係で,専門性を深め,多面的な視野と幅広い知見を得るために,現在は共通基盤研究部門に出向しています。

Q2 材料科学工学コースでは何を学びましたか?

身の回りにあるもののハード面での原点が「材料」であることに関心を抱き,材工所属時代には,材料を捉えるための基礎知識を習得し,考え方を学びました。多様な友人たちに感化されたのも材工時代です。

Q3 学生時代のエピソード

伊都キャンパスへの移転をきっかけに独り暮らしを始めました。気ままな生活の中で自ら管理する難しさを感じたのを覚えています。今日まで続く独り暮らしのコツを学んだのが学生時代です。

Q4 在校生へのメッセージ

人とのご縁に恵まれて,現在の私があると感じています。そして,ご縁の中で得られる良い機会を柔軟に掴めたのは,不器用ながら努力し続けたためだと思います。しがらみが少ない学生の内に,誠実に学び,専門性を深め,社会を経験し,そして,元気に遊んで,ご縁と機会を得てみてはいかがでしょうか。

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卒業専攻および研究室:物質科学工学科 卒業(2014年)/物質プロセス工学専攻 修了(2016年)/東田研究室

所属:JFEスチール(株) スチール研究所 鋼材研究部

Q1 どんな仕事に携わっていますか?

JFEスチールでは,自動車や建築,造船等,私たちの身の回りで使われている様々な鉄鋼製品を生産しています。この中で私は,造船用に用いられる強度と靱性に優れた厚鋼板の研究開発に携わっています。

Q2 材料科学工学コースでは何を学びましたか?

研究室に配属されるまでは,鉄鋼材料を中心に,非鉄金属,半導体など材料工学全般の知識を付けました。研究室に配属後は,鉄鋼材料の低温での破壊や変形に関する研究を行っていました。

Q3 学生時代のエピソード

日本鉄鋼協会第168回秋季講演大会学生ポスターセッションで幸運にも最優秀賞をいただいたときのことは今でも鮮明に覚えています。研究室スタッフに感謝するとともに,材工での研究は全国でも通用することを実感しました。

Q4 在校生へのメッセージ

所属する研究所では,大学とは比べ物にならないスピード感で商品開発を進めるため,専門の技術スタッフに実験を依頼します。研究室に配属されている学生には,様々な実験装置を,原理を理解したうえで積極的に使ってほしいと思います。また,研究室配属前の学生には,自分の興味のある科目以外の講義も受講し,視野を広げてほしいと思います。

卒業後の進路[2021年春卒業・修了者就職先]

学士(卒業者)

グラフ

鉄鋼系
(推薦)
日本冶金工業株式会社
鉄鋼以外
(推薦)
日産自動車株式会社/日本発条株式会社/スズキ
自由 スタイル工房/株式会社カチタス/ウエスタンデジタル合同会社

※大学院進学率は89%

修士(修了者)

グラフ

鉄鋼系
(推薦)
日本製鉄株式会社/JFEスチール株式会社/株式会社神戸製鋼所/愛知製鋼株式会社/日本精工株式会社
鉄鋼以外
(推薦)
ダイキン工業/三井金属鉱業株式会社/三菱電機株式会社/三井金属鉱業株式会社/日産自動車株式会社/凸版印刷株式会社/三菱マテリアル/京セラ/村田製作所/ミネベアミツミ/住友ゴム工業/東京エレクトロン/ダイハツ/デンソー/村田製作所/京セラ株式会社/
自由 ダイキン工業/野村不動産/ベンチャー/アクセンチュア株式会社/クボタ/AGC株式会社/福岡銀行/キオクシア/ソニーLSIデザイン/日東電工株式会社/株式会社マキタ/東京エレクトロン

令和4年度の就職担当は宗藤伸治教授です。
お問い合わせは教授Email:munetoh.shinji.599@m.kyushu-u.ac.jpまで

大学院入試情報

大学院入試情報につきましては九州大学工学部・大学院工学府 入試情報をご覧ください。

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